欧州評議会オブザーバー国就任30周年

令和8年10月7日

日本のオブザーバー資格と欧州評議会の関係

Conseil de l'Europe 欧州評議会オブザーバー国就任25周年記念時に寄贈した桜と欧州評議会
 1996年11月、日本は欧州評議会にオブザーバーとしての資格を得ました。

 現在に至るまで、我が国はアジア唯一の欧州評議会オブザーバー国として、幅広い分野の国際的なルールや基準の作成等に貢献してきています。近年の成果としては、ウクライナ支援のための損害登録機関への準加盟国としての参加(2023)、「サイバー犯罪に関する条約」第二追加議定書の批准(2023)、「人工知能(AI)と人権、民主主義、法の支配に関する条約」への署名(2025)を実施しました。

 本年は、我が国が欧州評議会のオブザーバーとなって30周年の節目となる年です。「人権、民主主義、法の支配」という欧州評議会が推進する基本的価値の下に、これまで築き上げられてきた日本と欧州等との協力関係を踏まえつつ、我が国として関連の取り組みを引き続き実施していきます。

活動報告

CoEオブザーバー就任30周年記念レセプション (2026年10月14日)

 

  
 

     
  

2026年10月14日、我が国の欧州評議会オブザーバー国就任30周年を記念して、公邸でレセプションを開催しました。
開会にあたり、大條総領事及びゴングリップ事務次長から挨拶・祝辞が述べられたほか、中曽根康隆外務副大臣からの祝辞の紹介が行われました。また、フランスを拠点にヨーロッパで活躍する箏奏者のみやざきみえこ氏による日本国歌、欧州の歌、宮城道雄作曲「手事」の演奏が行われました。
1996年11月のオブザーバー就任以来、我が国の30年のあゆみを支えてくださった方々に、心より感謝申し上げます。
日本は、今後もアジア唯一のオブザーバー国として、欧州評議会における議論に引き続き積極的に参加し、欧州評議会の取組みに貢献すべく、これからも積極的に役割を果たして参ります。 



令和8年度欧州評議会への事業協力(2026年9月29日)

 

 令和8年9月29日、我が国から欧州評議会に対する45,000ユーロの事業協力合意の署名式が行われ、大條欧州評議会常駐オブザーバー大使(在ストラスブール日本国総領事)とアラン・ベルセ欧州評議会事務局長が合意書に署名しました。本協力金は、サイバー犯罪条約に関する国際会議である「オクトパス会合」及び欧州評議会ウクライナの子どもたちに関する協議委員会の活動支援に用いられる予定です。

 日本はサイバー犯罪に関する条約の加盟国として10年以上にわたり継続的に支援してきました。今後も、同条約に関する理解が世界でより一層深まり、締約国が増加することを期待しています。また、欧州評議会の優先課題であるウクライナ支援においても、日本はウクライナにおける公正かつ永続的な平和の実現に向けて、今後も欧州評議会と共に緊密に連携していきます。  

欧州評議会による投稿   
 

欧州評議会の桜の前での記念撮影(2026年3月18日)

 
  

 🌸欧州評議会前の桜が満開になりました。🌸
 この桜は、2021年に日本がCoEオブザーバー国就任25周年を迎えた記念に寄贈したものです。今年は就任30周年の節目を迎え、ベルゲCoE事務次長ならびにアミカル日本語部門の皆様と共に満開の桜を楽しみました。日本と欧州評議会の関係が、桜と共に成長することを願っています。  
 
 

日本欧州評議会オブザーバー国就任30周年記念シンポジウムの開催(2026年3月13日)

 
 
 

 3月13日、日本の欧州評議会オブザーバー国就任30周年を記念して、ベニス委員会と共同してシンポジウムを開催しました。同シンポジウムには、ベニス委員である曽我部真裕京都大学大学院法学研究科教授が参加し、「日本における国際人権法」について基調講演が行われました。また、同教授を含むベニス委員等の約10名の専門家によるディスカッションも行われました。同会合は日本と欧州評議会の関係や日本における国際人権法等についての理解を促す有益な機会となりました。同会合では、オブザーバー就任30周年を記念して作成したリーフレットも配布しました。