総領事挨拶

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新年明けましておめでとうございます。
在ストラスブール総領事として当地に赴任して1年4ヶ月が経過しました。
 
昨年の日仏関係をふり返りますと,日仏友好160年の記念の年ということもあり,多数の要人往来のみならず,様々な層での交流が活発に行われました。
ジャポニスム2018と銘を打った文化事業は首都であるパリのみならず,当館管轄圏内の主要都市においても様々な形で実施され,来月までその活発な交流が引き続き行われる予定です。当地では,宮内庁式部職楽部による雅楽公演や,ストラスブール工芸展における日本招待国としての木工芸品展・講演会・着物イベント等を華々しく実施いたしました。
  経済面では,日・EU経済連携協定(EPA)が昨年12月に,発効に必要な双方の国内手続を完了し,本年2月1日に発効いたします。今後日仏間の財サービスの貿易が一層活発化し,ビジネス交流も進むことが期待されています。
欧州機関との関係では,我が国がオブザーバーを務める欧州評議会において,日本のプレゼンスを示すべく,講演会事業を実施して積極的な知的貢献を行うとともに,日本が欧州に対して発すべき様々なメッセージを絶えず発信してまいりました。
 
さて,本年は,4月30日に天皇陛下が退位され,5月1日に皇太子殿下が即位されます。ご退位とご即位が国民の皆様の祝福の中でつつがなく行われることを心から祈念しております。
  また,6月には,G20首脳会議が大阪で開催されます。日本政府は,議長国として,経済成長と格差への対処の同時達成,更には持続可能な開発目標(SDGs)を中心とした地球規模課題への貢献を通じて,自由で開かれた,包摂的かつ持続可能な「人間中心の未来社会」の実現を目標に掲げています。当地域との間でも,こうした課題の解決に向けて緊密に協力していきたいと考えております。
 
スポーツ面でも,本年は日本でラグビー世界選手権が,また来年は東京オリンピック・パラリンピックの開催が予定されております。両大会ともに次期開催地がフランスという偶然もあり,今後二国間レベルでも,更にスポーツ交流が活発化することが期待されています。政治・経済面での関係強化と並んで,学術,文化,科学技術,スポーツの分野での交流、市民社会間の交流がますます進むことを期待しております。
 
最後になりましたが,在留邦人の皆様の生活のお役に立つことが,総領事館にとって最も基本的な任務と考えています。とりわけ,在留邦人の皆様の安全確保が最も重要な課題であることは言うまでもありません。昨年12月には,ストラスブール市内のクリスマス・マーケットで痛ましいテロ事件が発生し,皆様も不安な日々をお過ごしのことと思います。総領事館としては,今後とも在留邦人の皆様の安全確保に全力を挙げて取り組んでまいります。在留邦人の皆様には,引き続き最新の安全関連の情報の入手に努めていただき,安全に十分留意いただくようお願いいたします。また,何かありましたら,ご遠慮なく総領事館にご相談ください。
 
2019年が皆様にとってすばらしい年となりますことを祈念して,私の新年のご挨拶とさせて頂きます。
 
 
2019年 1月
 
在ストラスブール日本国総領事
欧州評議会オブザーバー大使
佐藤 隆正   

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