ユリア・アントアネッラ・モトック氏に対する外務大臣表彰式(令和6年1月23日)

令和6年1月26日
 
 
 

 1月23日(火)、ユリア・アントアネッラ・モトック(Ms Iulia Antoanella MOTOC)氏に対する外務大臣表彰式が行われました。本件表彰は、同氏が欧州人権裁判所判事としての、また人権理事会特別報告者等国連での活動を通じて、国際社会における人権及び法の支配の確立に多大な貢献を行い、日本と欧州との相互理解を促進したことをもって授与されました。
 特に、同氏は2020年4月には欧州人権裁判所と我が国最高裁判所とのコンタクトポイントに就任し、日欧間の司法交流促進に貢献したほか、就任前後を通じて我が国と欧州人権裁判所とが共催する「21世紀における女性の人権に関するセミナー」及び「デジタル時代の人権シンポジウム」を主導する等、我が国の欧州評議会におけるプレゼンス向上に大きく寄与しました。
 表彰式において、内田総領事は、同氏のコンタクトポイントとしての活動に感謝を述べた上で、同氏の国際刑事裁判所裁判官としての活躍を祈念し、日本と欧州人権裁判所との関係を一層強化していきたいと述べました。総領事に続き、オレアリー(Ms Siofra O’LEARY)欧州人権裁判所長官及びジンガ(Mr Ion JINGA)ルーマニア大使からも祝辞が述べられました。これに対し、モトック氏は、最高裁判所を中心とした日本との緊密な関係について改めて紹介し、感謝の意を表しました。