ジャン=マリー・レーン名誉教授に対する叙勲伝達(令和元年6月21日)

令和元年6月24日
 6月21日(金),総領事公邸において,ジャン=マリー・レーン(Jean-Marie LEHN)ストラスブール大学及びコレージュ・ドゥ・フランス名誉教授(1987年ノーベル化学賞受賞)に対する,旭日重光章の勲章伝達式が行われました。
 本件勲章は,同氏が長年に亘り,研究交流・講演・研究指導等の活動を通して,化学分野における日本・フランス間の学術交流及び相互理解の促進に寄与したことをもって授与されました。
 伝達式では,佐藤総領事から,レーン教授の輝かしい研究経歴に言及しつつ,同教授が超分子化学という新分野を開拓したパイオニアとして,ストラスブール大学を舞台にいかに日仏科学技術交流に貢献したかその功績を称えました。これに対し、レーン名誉教授からは,これまでストラスブール大学で日本から叙勲を受けた歴代学長および研究者について触れ,本件叙勲は自らの賞賛にとどまらず,同大学と日本との化学分野に於ける長年の学術研究交流が高く評価されたものである旨述べ,謝意を表されました。また,長年に亘る多数の日本人研究者との交流についても懐かしそうに振り返りました。勲章伝達式では,デネケン・ストラスブール大学学長及び在仏日本国大使館から参加した樋口公使からも祝意が述べられました。