クリスティアンヌ・セギー元ストラスブール大学言語学部教授に対する勲章の伝達(令和3年7月9日)
令和3年7月9日



7月9日(金)、クリスティアンヌ・セギー(Christiane SEGUY)元ストラスブール大学言語学部教授に対し、赤松武在ストラスブール総領事から勲章を伝達し、日本語教授、我が国の社会学研究の両面からの多大な貢献と功績を称えました。勲章の伝達は、受章者の希望に沿う形で近親者のみが見守る中で行われました。
4月29日、令和3年春の叙勲において、クリスティアンヌ・セギー元ストラスブール大学言語学部教授に対し、フランスにおける日本研究の発展及び日本・フランス間の相互理解の促進に寄与した功績を理由として旭日小授章が授与されました。
同元教授は1988年からジャン・モネ高校、次いでストラスブール大学言語学部において30年に亘り日本語教授を務め、フランス東部における日本語教育の普及に多大な貢献を行いました。1993年、ストラスブール大学日本学科の初代学科長に任命されると、単なる日本語習得に止まらず、社会、文化、歴史など日本文化の様々な側面を広範に習得する場に育てることに力を注ぎました。この情熱が実り、同大学にはフランス東部で唯一の日本研究の博士課程が設置され、日本語を学習する学生の数も500名に上っています。
数多くの日本関連記事を執筆する傍ら、セギー元教授は日本の社会学研究家としても知られ、江戸時代、明治時代の日本のマスメディアの発展についての研究は高く評価されています。さらに、同元教授は、講演や知見の共有に積極的に参加してフランスにおける日本研究の発展に多大に貢献しました。