国籍関係(戸籍・国籍)

法律の規定

  • 日本の国籍法では,国籍は一つとされており,このため、国籍の選択制度というものがあります。
  • この制度では,外国の国籍と日本の国籍を両方有する方(重国籍者)は,22歳に達するまでに(20歳に達した後に重国籍になった場合は,重国籍になったから2年以内に),どちらかの国籍を選択する必要があります。
  • 選択しない場合は,日本の国籍を失うことがありますので注意してください。

重国籍となるのはどういう場合?

重国籍となる例についてはいろいろな状況が考えられ,フランスにお住まいの方によくある例としては,以下のような場合が挙げられます。
  1. 日本人の父又は母と外国の国籍を有する母又は父との間に生まれた子の場合(3か月以内に出生届を出している場合)
  2. 両親はどちらも日本人だが,フランスで生まれ18歳になった時点でフランス国籍を自動的に付与された子の場合

※ただし,次の例のように自己の意思でフランスもしくは外国の国籍を取得した場合は,その時点で日本国籍を失うため重国籍となりません。
  1. 1973年以降にフランス人と婚姻し,自らの意思でフランス国籍を取得した場合
  2. フランスで生まれた日本人同士の子が18歳に達する以前に,自らの意思でフランス国籍を取得した場合
※この場合は、フランス国籍取得後3か月以内に国籍喪失届を提出する必要があります。

国籍選択の方法は?

国籍の選択をするには、自己の意思に基づいて,次のいずれかの方法により選択してください。


日本の国籍を選択する場合

 大使館・総領事館又は市区町村役場に「日本の国籍を選択し,外国の国籍を放棄する」旨の国籍選択届を提出してください。

外国の国籍を選択する場合

 住所地を管轄する大使館・総領事館又は本邦法務局・地方法務局に対し,国籍離脱届を提出してください。

国籍選択の期限は?

国籍の選択をすべき期限は重国籍となった時期によって異なりますが,その期限は次のとおりです。
  • 20歳に達する以前に重国籍となった場合  ⇒ 22歳に達するまで
  • 20歳に達した後に重国籍となった場合 ⇒ 重国籍となった時から2年以内
※期限までに国籍の選択をしなかった時には法務大臣から国籍選択の催告を受け,場合によっては日本の国籍を失うことがあります。

昭和60年1月1日前(改正国籍法の施行前)から重国籍となっている日本国民
  • 昭和60年1月1日現在20歳未満の場合  ⇒ 22歳に達するまで
※期限までに国籍の選択をしなかった場合は,その期限が到来した時に日本の国籍の宣言をしたものとみなされます。

国籍選択に関して詳しい御相談をされたい方は,領事窓口まで直接お電話にて御照会ください。

国籍の喪失

  • 国籍法によれば,自分の意思で外国国籍を取得した場合,例えば,外国に帰化した場合等には「自動的に日本国籍を失う」とされています(自己の志望による外国国籍の取得(国籍法第11条第1項))。
  • また,外国国籍の取得申請が法定代理人である父母によりなされ,外国国籍を取得した場合にも,自己の志望による外国国籍の取得に当たるものと解されていますので, ご注意下さい。
  • 特に,これからフランス国籍を取得しようとしている方は,日本の国籍を喪失することがありますので,慎重に御検討下さい。